当院の新型コロナウイルス遺伝子検査(核酸増幅法)について
現在、新型コロナウイルスの遺伝子検査(核酸増幅法)には、様々な種類があります。
通常、テレビなどでは検査方法の違いは区別せず「PCR検査」と呼んでいます。
核酸増幅検査は大きく2種類の検査法に分かれます。
その1つが【等温核酸増幅法】、もう一つが【PCR法】です。
等温核酸増幅法
LAMP法やNEAR法と呼ばれる検査方法があり、検査時間はPCR法と比べると大幅に短縮することができます。
当院で使用しているAbbott社のIDNOWという検査機器はNEAR法を使用しており、検査結果は13分程度で出ます。
厚生労働省の承認が得られており、健康保険上もPCR検査と同じ扱いになります。
大規模臨床試験でも、PCR法との陽性一致率95.0%、陰性一致率97.9%と非常に優秀な結果が出ており、精度の面でもご安心頂けます。
PCR法
検査には数時間かかり、大きな検査会社等に検体を送って検査を行ってもらいます。そのため、検査結果は翌日以降に報告となります。海外渡航のための陰性証明はrealtimeRT-PCR法というPCR法の検査が必要となることが多いため、翌日に結果報告となります。